企業の業務を外部へ委託するアウトソーシングには、社員がコア業務へ注力できる、社内の業務が効率化できるといったメリットがあります。この記事では、さまざまなアウトソーシングサービスを展開するパーソルワークスデザインの特徴を、企業のコンセプトや提供しているサービスなどもまじえながら紹介します。
CONTENTS
アウトソーシングサービスを展開する企業
まずは、パーソルワークスデザインが誕生した歴史を紹介したうえで、企業のコンセプトや特徴などを3つ紹介します。
BPOを手がける3社が統合して誕生
2018年10月、BPOを手がけるパーソルグループ内の三社が統合して、パーソルワークスデザインは誕生しました。そして、2019年には、BPO、ヘルプデスク/コールセンター、ヘルスケア、HRソリューションの4つの事業を推進する企業となりました。
『従来のワークをデザインしなおし、新しい価値を創造すること』を大切に、現在にいたるまでさまざまなアウトソーシングサービスを展開しています。
知識集約型の企業へ
ここからは、パーソルワークスデザインのコンセプトを3つ紹介します。
1つめは、さまざまな知識が集約された知識集約型の企業を目標としていることです。社員に対しては、労働力だけではなく専門知識を提供する存在として光をあてることで、活気に満ちた企業にすることを目指しています。そのことが、結果的に顧客へ質の高いサービスを提供することにつながると考えられているのです。
サービスインテグレーターを目指す
2つめは、顧客の目線で物事をとらえ、一緒に解決策を練り、価値のあるサービスや事業を提供できるサービスインテグレーターを目指していることです。最新のテクノロジーを取り入れつつ、社員にはチャンスを与えて成長を促し、多くの事業を成功に導いています。
ワクワクワークで期待値を上回る仕事を提供する
3つめのコンセプトは、社員が自ら『どうすれば生産性が高まるか、顧客へ貢献できるか、周囲に喜びを広げられるか』などを考えて仕事を企画することで、期待値を上回る価値を提供することです。そのために大切にしているのが、今を楽しみながら夢中で働くワクワクワークというスタイルです。
BPO・ヘルプデスク・ライフサポートをはじめとしたサービスを提供
ここからは、実際にパーソルワークスデザインが提供しているサービスの例を5つのジャンルに分けて紹介します。
BPOサービス
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスは、主に3つに分けられます。
1つめは、試験や教育に関わるサービスで、資格検定試験に関わる業務の代行、ICDL認定試験に関するサービス、通信教育のアウトソーシング、入試・学校業務のアウトソーシングなどが例にあげられます。
2つめは、依頼先の会社の事務・経理処理などに関わるサービスで、受発注業務の代行、経理業務の代行、会員管理に関わる業務の代行、データ集計のアウトソーシング、経費精算アウトソーシング、海外に拠点をもつ法人向けの経理業務代行などが例にあげられます。
3つめに、そのほかのサービスとして、保険会社向けの代理店サポート業務、自治体の事業を支える官公庁向けアウトソーシング、自治体やNPO法人などのHP作成における専門型ポータルサイトの構築・運用を支援するサービスなどがあります。
■ヘルプデスク/コールセンターサービス
ヘルプデスク運用サービスには、顧客のもとでサービスを提供するオンサイトヘルプデスク、国内の地方センターでサービスを提供するオフサイトヘルプデスク、従業員から各管理部門への問い合わせ窓口を一元化するサービスデスク、夜間・土日祝祭日などの時間外窓口サポートサービスなどがあります。
コールセンターサービスには、カスタマーセンターやサポートセンターでの問い合わせ対応業務、外部から依頼先の会社にかかってきた問い合わせに対応する電話対応代行業務などがあります。そのほか、アルコールチェック委託サービスや、HDI三つ星、五つ星獲得認定支援サービスなどもあります。
ヘルスケアサービス
ヘルスケアサービスとしては、健康診断実施支援サービス、健康経営コンサルティングサービス、特定保健指導サービス、糖尿病早期対策プログラム、社員の健康情報の一元管理を実現するHealth Data Bank、アバターによるメンタルヘルス支援サービスなどがあります。
HRソリューションサービス
HRソリューションサービスとしては、新卒採用や中途採用、アルバイト・パート採用に関する業務を代行するサービス、採用ターゲットに積極的に働きかけるダイレクトソーシングの実務代行サービス、LINEを使った採用代行サービス、チャットボットを使った自動面接調整サービス、採用面接官のトレーニングサービスなどがあります。
ワーケーションサービス
ワーケーションサービスとしては、企業向けにさまざまな体験とオフィスを提供するサービスがあります。
その一例として、日頃勤務する職場を離れて新たな視点を得ることを目的とした越境学習プログラム、社員のエンゲージメント向上対策に効果的な組織向けワケーションサービス、貸し切りオフィスの提供などがあげられます。豊かな自然に恵まれた抜群のロケーションで、現地ならではの体験や研修ができること、社員同士が同じ釜の飯を食う体験ができることが魅力です。
資格検定試験に関する業務を代行する資格検定アウトソーシングもある
BPOサービスの中で少しふれましたが、パーソルワークスデザインのアウトソーシングサービスの中には、資格検定試験に関する業務を代行するものがあります。ここでは、そのサービスの特徴を詳しく紹介します。
システムの開発から試験後の処理までを一貫してサポート
1つめは、システムの開発から試験後の処理までを一貫してサポートしてくれることです。流れとしては次のようになります。まず、パーソルワークスデザインが、顧客から試験情報やデータを受け取るとともに、受験者からの申し込み受付と、受験者・入金情報の管理を行います。
その後、受験者に必要な情報を送信し、試験を実施します。試験終了後は、受験者の統計資料を作成し、それが顧客にフィードバックされます。このような一貫したサポートによって、顧客はコア業務に専念することができます。
試験形態や予算・要望に合う最適なプランを提案
2つめは、受験の申し込み・試験の実施・結果通知の各セクションにおいて、試験形態や、顧客の予算・要望に合う最適なプランを提案してくれることです。その一例として、コロナ禍でも開催しやすいオンライン試験にも対応してもらえることがあげられます。
もちろん、試験の特性によって紙ベースの試験を運用したい場合や、オンライン試験と紙ベースの試験を併用したい場合にはそれらも可能です。いずれにしても、顧客の予算や要望にそって構築された専用システムやコールセンターを使うことで顧客の負担は軽減されるので、業務を効率化することができます。
専門スタッフの連携でさまざまなサービスを提供
3つめは、検定運営に特化した人材を中心に多様な専門スタッフが連携することで、顧客にさまざまなサービスを安定して提供していることです。
急な仕様変更にも柔軟に対応可能
4つめは、急な仕様の変更にも柔軟に対応してもらえることです。例えば、オンライン試験であれば、試験開催日の前日まで作問が可能なため、直前でも仕様の変更ができます。一方、紙ベースの試験でも、改変しやすいシステムを構築することで、可能なかぎり柔軟に対応してもらえます。
まとめ
この記事では、多様なアウトソーシングサービスを提供しているパーソルワークスデザインの特徴を、企業のコンセプトや展開しているさまざまなサービスなどもまじえながら紹介しました。サービスの中には、資格検定試験に関する業務を代行する資格検定アウトソーシングもあります。紙ベースでの試験はもちろん、コロナ禍で注目されるようになったオンライン試験にも対応してもらえるほか、紙ベースの試験とオンライン試験を併用することも可能です。試験形態や顧客の予算・要望に合わせて柔軟な提案をしてもらえるのが大きなメリットだといえるでしょう。この記事が参考になれば幸いです。
パーソルワークスデザインの基本情報
会社名 | パーソルワークスデザイン株式会社 |
住所 | 〒171-0014 東京都豊島区池袋2-65-18 池袋WESTビル |
電話番号 | 03-6907-4481 |