オンライン試験ではカンニング行為が多い？対策について解説

オンライン試験は、自宅受験できるため試験官が受験者を直接監視できません。そのため、試験中に不正をされないか不安に感じる方は多いかと思います。そこで本記事では、オンライン試験にありがちなカンニング・不正行為と、その対策方法を詳しく紹介していきます。試験方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

オンライン試験でありがちなカンニング・不正行為

オンライン試験でありがちな不正行為として、ネットで調べて回答する、第三者に答えを教えてもらう、本人以外が試験に参加するなどの手口があります。

ここでは、発生する可能性がある不正行為について詳しく紹介していきます。

カンニング

オンライン試験では周囲にスタッフがいないことから、あらかじめ答えを記入しておいた紙を持ち込んでこっそり盗み見られる場合があります。

カンニング道具をアナログで用意されてしまうと、WEBカメラなどで監視をしない限り発見は困難です。

ネットで調べる

オンライン試験ならではの不正行為として、解答に使用している端末で答えを検索するという不正が挙げられます。

ネット検索による不正は、WEBカメラによる監視などで簡単に対策が行えます。

第三者に答えを教えてもらう

オンライン試験は、参加者が自宅などの任意の場所で参加できるため、第三者に答えを教えてもらう不正を働く恐れがあります。

WEBカメラで様子の監視や、録画をするなどの対策をとることで対処できます。

本人以外が解答を行う

オンライン試験は、会場ではなく参加者が任意の場所で試験を受けられることから、替え玉受験を行う場合があります。

WEBカメラで確認をとるなどの対策を取らなければ、本人以外に回答される恐れがあるため注意が必要です。

カンニングを対策する方法

次に、試験で不正を対策する方法を紹介します。

オンラインだからといって、不正行為を防げない訳ではなく、正しく対策をとれば不正は未然に防げます。試験を実施する際は、適切な対策を取り入れ、未然に不正の発生を予防しましょう。

WEBカメラで監視する

不正行為の予防策として最も簡単で有効な手段は、WEBカメラによる監視・録画です。

カンニングや第三者に答えを教えてもらう行為、ネットで答えを調べる行為、本人以外が試験を受ける行為などはWEBカメラで監視・録画をしておくことで簡単に予防できます。

全ての試験参加者を監視できるほどの人員がいない場合は、試験時間中の録画を行い、試験終了後に確認すると良いでしょう。

AIで不正を検知する

最近のオンライン試験では、AIの発達によりAIを利用して不正行為を自動で検知する会社が増えてきています。

AIを利用すれば、受験者の不自然な動きやおかしな目線の移動などを検知し、効率的に不正を発見できます。

操作の制限をかける

ネット検索による不正行為は、試験に回答している間は端末に操作の制限を掛けることで予防できます。

試験開始から終了までは、試験ページ以外のタブを開けないようにすると良いでしょう。

本人確認を行う

本人以外が試験に参加する不正行為は、本人確認を行うことで予防できます。

本人確認は試験開始時だけでなく、開始から終了までの間に何度か行うことが理想です。

ランダム出題する

事前に答えを記入した紙を用意したり、受験者間で答えを共有したりする不正行為は、問題を複数作成してランダムに出題することで予防できます。

余力がある場合は、問題のランダム出題も検討してみてください。なお、ランダム出題では試験開催中に都度答えを調べられる不正は予防できません。

カンニング対策をする際のポイントを紹介

最後に不正対策をする際のポイントを紹介します。

不正の対策を実施する際は、ぜひ参考にしてください。

不正をシステムで見ているとテスト開始前に伝える

不正を予防するためにカメラで監視をする際は、必ず受験者に事前にシステムで監視・録画をしていると伝えることをおすすめします。

なぜなら、事前に告知をしておいた方が、監視されているのであれば不正はやめようと受験者に思ってもらえるからです。また、事前に告知をせずにWEBカメラで監視を行うと、プライバシーの侵害といったトラブルが起こりかねません。

監視や録画をする際は、試験実施前に事前告知を出し、さらに試験開催直前にも通知するようにしましょう。

専用システムを利用する

オンラインで試験を実施する場合は、専用のシステムを利用することがおすすめです。

なぜなら、専用のシステムを利用した方が、簡単に不正を予防した上で試験を実施できるからです。最近では、試験時の不正を予防するツールや、様々な不正予防対策が実装された試験システムがたくさん出ています。ぜひ専用システムの導入も検討してみてください。

事前に不正を働いた際の処罰を伝える

試験の開始前には、事前に不正を働いた際の処罰を伝えましょう。

あらかじめ重い処罰が下されるとわかっていた方が、受験者も不正はやめようと考えます。処罰を決めていない場合には、まず処罰を決めることから始めましょう。

まとめ

本記事では、オンライン試験では不正が多いのかと、不正行為の予防方法について紹介しました。オンライン試験では、会場で行われる筆記形式の試験とは異なり試験監督がいませんが、WEBカメラによる監視や録画で簡単に不正は予防できます。オンラインだからといって、特別不正を働く確率が上がるわけではありません。試験を実施する際は、不正を抑制する機能が搭載された専用のシステムの導入を検討してください。本記事が、試験実施方法で悩まれている方のお役に立てれば幸いです。